三木 いずみさん

フリーランス記者

メディア関係者や記者職の方にぜひおすすめしたい研修です。記者(特に日本の)は何かと第三者であることと同時に「中立であること」に縛られがちです。でも、それが行きすぎて、逆に公平性をかいてしまったり、弱者や被害者をかえってないがしろにしてしまったりということがあるかと思います。そんな「中立」に悩まされた時に「自分の身の安全をしっかり確保しつつ、困っている人・助けたい人への適切な介入の仕方を学ぶ」というバイスタンダーの研修は、書き手として「何をどう語るべきか」という、自分なりの判断の軸を固める良いきっかけになりました。バイスタンダーの概念や「第三者の適切な介入の仕方は必ずある」ことを知ることは、取材へのスタンスを考えるきっかけになると思います。